新車を購入するときは、できるだけお得に購入したいと、商談に気合を入れる人は多いです。
しかし、ただ気合を入れて「安くしてください」といっても、営業マンは簡単には値引きしてくれません。
そこでこれまで、車をお得に購入するための流れや注意点についてお話してきました。
※新車の購入は商談前の情報収集がとても重要
⇒安くお得に車を買うには事前の情報収集が大事|新車購入の基本
※初回交渉は、販売時期で臨機応変に
⇒商戦期の車購入は短期決戦で。通常期の初回交渉は様子見|新車購入の基本2
※最終交渉・契約でダメ押しの条件提示を
⇒最終交渉はポイントを決めて攻める。納車は入念に確認を|新車購入の基本3
※欲しい車種に合わせて、競合を行おう
⇒ディーラーのタイプ別傾向と対策。競合のパターンは3つ|新車購入の基本4
※知人を商談に同席させるのはNGです
⇒新車購入の商談でやってはいけない2つのNG交渉。在庫車は売れ残りではない|新車購入の基本5
※末期モデルや未使用中古車にもメリットがあります
⇒未使用中古車のメリットとは?できるだけ上級グレードを選ぼう|新車購入の基本6
※商談は短期決戦が基本です。男性でも女性でも、事前の情報収集が大切
⇒新車の商談は、長期決戦と短期決戦どちらが有効?店長との交渉は得ではない
今回も、引き続き商談での注意点についてお話ししますね。
内容は、
・営業マンとの交渉に適した時間帯はある?
・値引きの限界を見極めるにはどうしたらいい?
・車庫証明の取得費用はカットはできないの?
・見積書の端数のカットはお願いできる?
・納車費用のカットの交渉は、いつしたらいい?
についてです。
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目次
営業マンとの交渉に適した時間帯はある?
新車購入の商談では、この時間帯に訪問するのがいいというのもはとくにないです。
いつ販売店に行っても同じですが、強いていえば『開店直後の朝一番』と『閉店間際』が狙い目です。
理由は、開店直後に訪問してくるお客は、購入する気持ちが高いと判断されることが多いからなんです。
また、閉店間際のお客は、その日の受注台数がまだ足りないときには、まさに「救世主」のような扱いを受けることができ、短時間で好条件が出やすいんです。
購入したい気持ちが強いときは、この時間帯に訪問するといいですよ。
値引きの限界を見極めるにはどうしたらいい?
経験が豊富な営業マンは、営業という仕事柄もあって、商談での会話はとても上手です。
セールストークが上手い営業マンは、値引き額が少なくてもお客さんに車を買ってもらえます。
なので、商談中のトークでは、できるだけ値引きを抑えようとしてきます。
その営業マンの口数が少なくなってきたときは、いよいよ値引きの限界が近づいていると思っていいんです。
営業マンが黙った時に、殺し文句のように最後の条件を切り出してみてください。
その条件がOKなら、値引きの限界まで拡大できたことになりますよ。
車庫証明の取得費用はカットはできないの?
車庫証明の取得費用を、初回交渉でいきなりお願いするのはNG行為です。
初回交渉で、取得費用をカットすると、その分、販売店の利益が減らないように値引きが削られてしまいます。
取得費用などの経費カットを交渉するより、その分も本体値引きに上乗せしてもらえるよう頑張るほうがいいです。
そして、いよいよ契約というときに「車庫証明は自分で取りに行きます」といえば、カットだけでなく、代行費用無料で営業マンがやってくれることが多いです。
まずは値引きアップを優先して、最後のダメ出しで交渉してくださいね。
見積書の端数のカットはお願いできる?
商談も最終段階になり、いよいよ契約というときに「端数をなくして」という会話をよく耳にしますよね。
今は、見積書の作成をパソコンで行なうので「端数切り」がやりやすいんじゃないかと思いがちです。
実際にやってくれる販売店もありますが、反対に端末入力になったので「端数切りができなくなった」という販売店もあるんです。
受け入れてくれるかは状況次第です。
納車費用のカットの交渉は、いつしたらいい?
昔は、営業マンが、お客の自宅などへ新車を納車するのが一般的で納車費用もかかりました。
しかし、営業マンが新車を運搬するときの事故のリスクを回避するために、今どきは店頭納車が大原則になっています。
なので、納車費用を初めからカットする販売店も多くなってきました。
初回の見積りで計上してあれば、そのときにカットを要求するといいですよ。
このように、新車の購入で疑問に思うことはたくさんあります。
営業マンのトークに負けないように商談してくださいね。