アメリカとヨーロッパのカタログ燃費の測定方法。日本より条件は厳しい

目安時間:約 5分

車のカタログやサイトには、JC08モード燃費(カタログ燃費)が記載されています。

 

けれど、カタログ燃費と実燃費に違いがあるのは、ドライバーにとってある意味「常識」です。

 

 

そこでこれまでに、「JC08モード燃費があてにならない理由」などについてお話ししました。

 

※燃費測定は、燃費スペシャルカーと低燃費運転のプロドライバーの影響が大きい

実燃費との差が大きいJC08モード燃費が、あてにならない理由とは?

 

※燃費不正問題で揺れた三菱自動車が、カタログ燃費達成率が一番よい

JC08モード燃費達成率ランキング&メーカー別カタログ燃費の達成率

 

※燃費スペシャル仕様は、「等価慣性重量」があるせいで生まれる

車両重量が1kg違うだけで、カタログ燃費の数値は大きく変わる

 

 

今回は、『アメリカやヨーロッパのカタログ燃費の測り方』についてお話ししますね。

 

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アメリカもヨーロッパも、日本よりカタログ燃費の測定条件は厳しい

アメリカは、LA#4モードという試験方法でカタログ燃費の測定が行われています。

 

LA#4モードはシャシーダイナモで行われ、走行パターンはロサンゼルスのダウンタウンを中心としたルートを、朝の通勤時間帯に走行した場合となっています。

 

乗用車のメーカー別新車販売平均燃費値は、2016年までは33.5マイル/ガロン(15.1km/L)の達成が義務付けられています。

 

そして、2017年からは、54.5マイル/ガロン(23.2km/L)達成が義務となっています。

 

朝の通勤時間帯を想定した走行パターンというのは、かなり条件として厳しいですね。

 

 

一方、ヨーロッパの燃費は、「100km走行するために必要な燃料(L/100km)」で表されます。

 

試験方法は、市内と高速走行の両方を代表とするNEDC(新欧州ドライビングサイクルの略)によって行われます。

 

試験はJC08モードよりも厳しく、エンジン冷却状態からテストが行われます

 

2015年の規制は、130g/km(ガソリン燃費換算で約17.8km/L)となっています。(ガソリン換算値は、測定方法がことなるので、日本との燃費数値の比較はできません)

 

そして、2020年規制は95g/km(ガソリン燃費換算で約24.3km/L)の達成が義務となっていて、厳しい条件となっているんです。

 

 

ヨーロッパもアメリカも、カタログ燃費の測定は、日本よりも厳しいので、JC08モード燃費よりも実燃費との差は小さいです。

 

「日本のカタログ燃費も、実燃費に近い数字になるような試験方法にしてほしい」という声を聞きますが、実は、2018年度から燃費測定の方法が「WLTP」モードに変わるんです。

 

WLTPモードは、世界共通となる燃費試験方法で、JC08モード燃費よりさらに厳しいものなんです。

 

次回、WLTPモードについて詳しくお話ししますね。

 

 

欧州 米国 日本
手法 CO排出量規制 会社平均燃費規制(CAFE規制)と、地球温暖化ガス(GHG)規制が併存 会社燃費規制(CAFE規制)
内容 メーカーが1年間に新規登録した車両の平均CO排出量[g/km]を毎年規制 メーカーが1年間に販売した車両の平均燃費値[mile/gallon]・平均CO排出量[g/mile]を毎年規制 メーカーが1年間に出荷した車両の平均燃費値[km/LL]を毎年規制
試験モード NEDC LA#4 JC08モード
試験前条件 冷態停止 冷態停止

+

温態アイドリング

冷態停止

+

温態アイドリング

平均車速(km/h) 33.6 31.5 24.4
モード時間(秒) 1180 1372 1204
アイドリング時間(%) 23.7 17.8 29.7
最高車速(km/h) 120 91.2 81.6

(引用元:ベストカー)

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